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2023.08.24 薬局での活用
日本調剤薬局店舗への展開 ~コラム Vol.7~
審査情報提供事例って?
皆さんは新人の頃などに、添付文書に記載のない適応症や用法で薬剤が使用されている際、先輩薬剤師が疑義照会をせずに投薬していることに疑問を感じ、質問した経験はありませんか?
ご存知の方も多くいらっしゃると思いますが、適応外使用の中には「海外での使用状況、論文等の評価や薬理作用に基づく専門的な判断により、必ずしも承認された効能・効果等ではなく必要に応じた使用」については、必要に応じ保険診療での使用が認められる場合があります(いわゆる55年通知です)。
このような事例については、審査情報提供事例として「社会保険診療報酬支払基金」及び「国民健康保険中央会」のホームページで確認することができます。
例えば、FINDATに掲載している神経障害性疼痛治療薬(Ca2+チャネルα2δリガンド)の標準フォーミュラリー/薬効群比較レビューの対象薬に含まれるガバペンチンは、添付文書上では「他の抗てんかん薬で十分な効果が認められないてんかん患者の部分発作(二次性全般化発作を含む)に対する抗てんかん薬との併用療法」の適応症しか記載がありません。しかし、審査情報提供事例として「ガバペンチン【内服薬】を「神経障害性疼痛」に対して「通常、成人には、ガバペンチンとして300mg~900mgを1日3回分割経口投与」として処方した場合、当該使用事例を審査上認める。」と記載されており、適応外使用ではありますが、保険診療上、「神経障害性疼痛」への使用が認められています。
審査情報提供事例は定期的に増えているので、是非ご確認ください!
FINDATでお薦めの機能tipsコーナー
薬効群比較レビューの「4.適応症・用法用量比較」では、対象薬の審査情報提供事例を一覧で確認することができます。
適応外使用なのに・・・と思っていた処方が、実は審査上は認められていた!なんて事例の発見もあるかもしれないので、活用してみてください!
【薬効群比較レビュー】
経口ヘルペス治療薬 ver.3 (2023年5月25日作成)
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